MixChannel(ミックスチャンネル)はSNSの最終到達点なのか

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MixChannel(ミックスチャンネル)というSNSをご存知だろうか。

MixChannelは2013年12月にリリースされ、中高生(中高年ではない)を中心に利用者を集めてブームとなっている「10秒動画コミュニティ」だ。

社会人層にはまだ知名度が高くないようではあるが、このサービスには「SNSの最終到達点」とも言えるような特徴、ポテンシャルがあるように感じる。

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MixChannelの概要

MixChannelの概要説明として、まずはどのようなタイプの動画が投稿されているのかをご覧いただきたい。

好まれる動画

以下、現在この記事を書いている時点で人気を集めている動画をいくつかのジャンルに分けて紹介したい。

ちなみに、MixChannelの利用規約に基づけば、投稿された動画についてのこのような外部での引用については基本的に制限がない。Twitterなどと同様に、自由にブログなどへ埋め込みを行うことができる。

カップル(リア充)関連

※左上のスピーカーボタンをクリックで音が出る

MixChannelにおいて最も再生数を集めるジャンルは、このような、男女のカップルの仲睦まじい様子を動画に収めたものだ。MixChannel内のジャンル分けでは「LOVE」の名称で呼ばれる。

ツインズ

※左上のスピーカーボタンをクリックで音が出る

次に多いのは、「ツインズ」と呼ばれるジャンルだ。二名でペアを組み、BGMに合わせた簡易なダンスを撮影する。今回紹介した動画はたまたま本物のツインズ(双子)だが、多くは仲の良い友人同士でペアを組む。

その他

その他のジャンルとしては、「おもしろ」「顔出し」「声・セリフ」といったのものが用意されているが、MixChannel全体の中では存在感の薄い印象だ。

「箸が転んでもおかしい年頃」のお遊びのようなものも多いが、クリエイターの才能を感じさせるような趣向を凝らした作品も投稿されている。

また、化粧品会社がスポンサーとなり「メイク」というジャンルもキャンペーンとして設置されている。メイク前後を動画に撮ることで、その変わりようを楽しむもののようだ。


※左上のスピーカーボタンをクリックで音が出る

すべての動画を記事内で紹介できないため、気になる方はご自身でぜひいろいろと探して欲しい。

主なユーザー

2015年5月時点での利用者の統計を確認すると、男女別では女性が75%で、年代別では10代が80%くらいを占めているとのことで、女子中高生を中心に支持されているサービスであると言える。

私自身も、動画の投稿は行わないものの、アプリ内での流行・トレンドを追うためにアカウントを取得し、人気動画は定期的に確認している。(これは科学の発展のためであり、女子高生や女子中学生を見て楽しむためでは断じてない)

○参考

・MixChannelがMAUでVine越え

http://lab.appa.pe/2015-05/mixchannel-app.html

・東はVine、西はMixChannel 「10代限定! SNS利用実態調査」

http://japan.cnet.com/marketers/news/35074353/

特徴的な機能

MixChannelにおける特徴的な機能として、「リンク機能」がある。

他の動画と関連付け、「リスペクト」「オマージュ」として自身の解釈、新たな切り口で元動画の表現を真似るもので、ブログにおけるトラックバックに相当する機能と言える。

人気となった動画は多くのリンク動画が作成されるため、自らの作品がさまざまな形で広まっていく過程を見ることでき、投稿者冥利に尽きるといえるだろう。

このような表現は、和歌の世界における「本歌取り」のようで、非常に興味深い。やはり、オマージュは日本人好みの表現技法なのだろう。

SNSの分類とMixChannelの立ち位置

数多くあるSNSの中で、MixChannelはどのような位置にあるのだろうか。いくつかの切り口により他のSNSとの比較を行いたい。

SNSの分類

現存するSNSのうちの代表的なものについて、「共有コンテンツの種類」(タテ軸)、「コンテンツの共有方向」(ヨコ軸)の2軸で分類すると、以下の通りとなる。

1対1 1対n n対n
テキスト  メール  ブログ Twitter
画像  写メール pixiv Instagram
音声  電話・Skype こえ部
動画  動画付きメール YouTubeニコニコ動画ツイキャス MixChannelVine

その他、表に入れられなかったが、主にテキストと画像をn対nで共有するFacebookや、テキスト・画像・音声を1対1で共有するLINEも現在のSNSを語る上で見過ごせないだろう。

タテ軸については、下に行くほど情報量も多くなり、より濃密なコミュニケーションを行えるようになると評価できる。

ヨコ軸については、右に行くほどに一つのコンテンツに対する関係性が複雑なものになり、より高度なコミュニケーションを行えるようになると評価できる。

従って、下へ右へと進むにつれて、SNSは発達していくものと考えられる。そして、この表の右下に位置しているのが、まさにMixChannelなのだ。

これが、冒頭で述べたように、私がMixChannelを「SNSの最終到達点」と呼んでいる所以だ。

Vine(バイン)との比較

先ほど掲載した表で、MixChannelと同様に右下に位置しているVineであるが、MixChannelとはいくつかの点において違いがあり、ユーザーの層や使い方も異なっている。

私自身も、流行する動画の定期的なチェックのためにVineアカウントを保持している(当然、これも科学の発展のためだ)

作りこみ

VineとMixChannelの大きな違いは、動画の作成方法にある。

Vineは「一発撮り」をメインにしているのに対し、MixChannelはアプリ内での動画編集機能が充実していることから、一つの動画に対して多くの時間をかけて作成される傾向にある。

スマートフォンだけで高度な動画編集が可能になっているため、簡単にインパクトのある動画を作成することができる。

また、動画の基本的なサイズも、Vineの6秒に対してMixChannelは10秒だ。その分だけ、ストーリー性を持たせたボリュームのある動画の作成が可能になっている。

日本製

Vineとは違い、MixChannelは日本の会社が運営するドメスティックなSNSだ。

FacebookやTwitterなど、SNS界隈では日本企業は海外勢に押されがちであることから、MixChannelには日本製のSNSとして、LINEに続く存在になることを期待したい。

MixChannelの強味とは

SNSはどのように評価されるべきか。

このあたりは引き続き検討が必要であるが、現時点では「認知度・ユーザー数」と「影響力」の2軸で評価を行いたい。

ユーザー数

さきほども述べた通り、10代の女子中高生から人気を博し、動画の月間再生数は3億回を超えるなど、多くのユーザーを集めるサービスとなっている。

影響力(「まこみな」の誕生)

MixChannel内で人気を博している「まこみな」の存在がある。

女子高生の「まこ」「みな」のツインズで、MixChannel内で圧倒的な人気を誇っている。

Twitterのフォロワーは14万人を超え、フォトブックまで発売されるとのこと。

まこみなの投稿する動画には非常に多くのリアクションがあり、リンク動画も大量に作成される。

Twitterでの発信力や、リアルでのイベント集客力を見る限り、同世代の女子中高生の注目を集めることのできる強力なインフルエンサーとして君臨している。

※左上のスピーカーボタンをクリックで音が出る


※左上のスピーカーボタンをクリックで音が出る

まこみなのその他の動画は以下のリンクから

https://mixch.tv/u/44841

新しいガジェットが普及するためには、「キラーコンテンツ」の存在が不可欠とされる。

MixChannelにおいては、まこみながキラーコンテンツとなり、サービス全体を引っ張る存在になっているといえる。

終わりに

20代以上の方については、まだまだこのような動画SNSの存在は未知のもので、別世界のように感じるかもしれない。

動画を使った「リア充アピール」など、自分自身がやるイメージはわきにくいだろう。

ただし、Facebookがテキストと画像を使ってリア充アピールをするSNSととらえれば、MixChannelはただそれが動画になっただけとも考えることもできる。そう考えれば、現在のようなスマートフォン全盛であれば、このようなコミュニケーション方法が流行するのは必然の流れかもしれない。

まこみなというインフルエンサーを生み出したMixChannelは、さらに勢いを増し、認知度も高まっていくことと予想する。

SNSはこれからどこへ向かうのか、最終到達点はどこなのか、引き続き市場の動向に注目をしていきたい。

当然、MixChannelに投稿される動画に対しては、引き続き一番の熱い視線を送り続ける。(科学の発展には継続的な努力が必要なのだ)

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