メイド喫茶にいたとあるご主人様の注文方法が非常に的確でまさに「上司の鑑」だった

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サラリーマンとして会社組織の中で生活していると、ときに上司からの難解な指示に悩まされることがある。

パターンとしては、

1.主語や背景の多くが省略されたメール・メモ書き

2.ほんのいくつかのポイントを早口でまくしたてて足早に去っていく

3.同僚からのあやふやな伝言

などが存在している。

そんなときには、残されたわずかなキーワードを手掛かりに上司の意図する指示を読み取り、適切なアウトプットを出すことが求められるのだが、その過程には大変な労力が必要となる。

一回当たりのコストは些細なものかもしれないが、部署全体、会社全体と積み重なれば、それは無視できない大きさになり、会社経営に少なからぬ悪影響を与える。

当然、指示を受けるこちら側も理解のための確認をきちんと行うべきではあるが、上司の側にも適切な指示の出し方を心がけていただきたいところだ。

それでは、「適切な指示の出し方」とはいったいどのようなものだろうか。

先日にとあるメイド喫茶へ帰宅した際に、となりの席のご主人様のメイドへのオーダーが非常に洗練されているものだった。

上司から部下への指示の出し方の参考例として非常に優れているものであったため、紹介したい。

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とあるご主人様のチェキのオーダー

そのご主人様のメイドへのオーダーはだいたいこんな感じだ。

「チェキをお願いします。欲しいのは、レジの前にいる女性と、カウンターの中の背の高い方の女性、そしてあなた。バストアップでポーズは任せます。」

お店によっては、メイドさんとご主人様が一緒にチェキ(=ポラロイドカメラで撮影する写真。写っているメイドさんがメッセージを書いてくれることが多い)を取ることもできるが、今回はメイドさんのピンチェキ(=ご主人様が入らず、メイドさんが一人で写るチェキ)のオーダーだった。

メイド喫茶にある程度通っていれば、このようなフレーズを耳にすることは何度もあるだろう。

ただ、このオーダーを耳にしたとき、こんな的確で洗練された指示の出し方があるのだろうかと感銘を受けた。

その理由を、上記のフレーズを細かく分解して説明する。

何をするのかが明確

まずはじめの

チェキをお願いします

の部分だ。

上司から繰り出される難解な指示による問題の主なものの一つは、「要するに、何をしたらいいのかわからない」状態になることだ。

PowerPointで資料を作成すればいいのか、Excelで数字を集計しておけばいいのか、誰かと会議をするための日程調整をしておけばいいのか、誰かに電話やメールでヒアリングをすればいいのか・・・・いったい何をすればとりあえずミッションが進められるのかが不明になってしまうことが多々ある。

そんな問題も、会話の初めに一言「○○をお願いします。」と添えるだけで解決してしまう。

今回のご主人様は、冒頭に「チェキをお願いします」と述べることにより、この「要するに何をしたらいいのかわからない問題」をクリアしている。

誰に指示を出しているのかが明確

次は、

欲しいのは、レジの前にいる女性と、カウンターの中の背の高い方の女性、そしてあなた。

の部分だ。

上司による難解な指示によって引き起こされる悲劇としては、誰に指示を出しているのかが不明であることから、誰と誰が協力してその指示を受けるべきかが不明瞭となり、

1.適性のない人がその業務を引き受けてしまう

2.専門性のある人の知見を取り入れられなくなってしまう

3.一人の人に過重に業務が集中してしまう

などがある。

今回のオーダーでは、明確に誰に指示を出しているのかがわかりやすいため、無駄な動きが生まれにくく、適切な人員リソースの配分がなされることであろう。

カウンターの中には2名のメイドさんがいたが、「背の高い方」とはっきりと条件を付けて限定することにより、誤った解釈が生まれる可能性も排除することができている。

また、最後の「そしてあなた。」が憎い。

オーダーを受けているメイドさんの指名を最後に持ってくることにより、「あれ、私には依頼してくれないのかな・・・」というがっかり感からのギャップを見事に演出している。

さらに、「あなた」という呼び方により、「私はあなたの存在を認識していますよ」という言外のメッセージを伝えることができ、モチベーションアップにもつなげることができる。

「誰でもいいからやって」という指示と、「他の誰でもない、あなたにお願いしています」という指示では、受け手の感じる印象はだいぶ異なるだろう。

ある程度の裁量を与える

最後は、

バストアップでポーズは任せます

の部分だ。

上司には明瞭な指示を出して欲しい一方で、ある程度の自由な部分を残しておいてほしいというのが、指示を受ける側の心理だろう。

今回のご主人様のオーダーでは、「ポーズは任せます」と伝えることにより、メイドさんへのある程度の裁量を与えている。

「こんな構図でこんなポーズで撮ってほしい」と細かい部分まできっちりと指定して言われるよりも、「ポーズは任せる」と言われる方が、メイドさんたちにとってもモチベーション高くチェキ撮影に臨むことができるのではないだろうか。

おわりに

今回のご主人様のオーダーについて、ポイントを改めてまとめる。

1.何をするのかを明確に

2.誰に指示を出しているのかを明確に

3.ある程度の裁量を残す

この3点をしっかりと押さえた指示であれば、受ける側としても動きやすく、なおかつモチベーション高く取り組むことができるのではないだろうか。

私自身がもしも将来部下を持つような立場になった際には、このポイントを意識した指示出しを行えるように心がけたい。

全国の部下を持つ管理職の皆様は、ぜひ参考にしていただきたい。

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